キャメロンハイランド滞在は3泊。なんと3夜ともスチームボートを食べ続けた。
初日、キャメロン在住の友人F氏ご夫妻が案内してくれた店は、タナラタの街にある小さなローカル店である。なんと1人20リンギットという激安さ。しかも常連のF氏の顔で、焼酎の持ち込みを許可してくれた。
1日目のスチームボート、タナラタ街の中の小さなローカル店
3夜連続のスチームボート食べ比べ。選考結果を発表すると、堂々と1位に輝いたのは、このローカル店であった。全般的な質、ボリュームと値段、そしてアルコール持ち込み容認の付加得点も折り込むと、もはや異論をはさむ余地はない。
2日目のスチームボートは、「Golfer’s Cafe」で食べる。宿泊先のキャメロンハイランド・リゾートの向かい側にあるゴルフ場のクラブハウスの付設食堂で、ビューは抜群。
2日目のスチームボート、ゴルフ場にある「Golfer’s Cafe」
スチームボートの中身について、1日目のローカル店に比べるとやや貧弱、スープの味もローカル店に及ばない。値段は1人28リンギット、ビューの素晴らしさを考えるとある程度の合理性があるだろう。
3日目のスチームボート、キャメロンハイランド・リゾート館内のレストラン「Gonbei」
3日目、最終日のスチームボートは、宿泊先であるキャメロンハイランド・リゾート館内のレストラン「Gonbei」でいただく。一応、日本料理と名付けられているだけに、スチームボートのスープ・チョイスに味噌仕立ての「Nabemono」が入っている。
3日目のスチームボート、キャメロンハイランド・リゾート館内のレストラン「Gonbei」
野菜類や鍋締めくくりの麺類がブッフェ式になっていて素晴らしいが、肝心のメイン具材は繊細過ぎてパワーが足りない。特に肉類が硬く、美味しいとはいえない。ただ、中華薬膳スープは旨い。料金は高め。海鮮コースが1人100リンギット、肉コースが70リンギット。
高原の夜は肌寒い。湯気の立つスチームボートを数段美味しく感じるのも、その場所とその時ならではの醍醐味である。