頑張れ肉食女子のサバイバル世界、ハノイで働く日本人女性たち

 9月5日(月)夜、「ハノイで働く日本人女性・ベトナム国立交響楽団首席指揮者本名氏のクラシック音楽を囲む会」を開催。

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 ベトナムで働く日本人女性は本当に元気がいい。ベトナムに飛び込んで現地で日系や欧米企業に就職した女性もいれば、企業駐在員として赴任している女性もいる。

 90年代前半、当時は確かに香港ブームで多くの日本人女性が香港に渡って働いていたような記憶がある。21世紀に入ってからは、今度中国が盛り上がる。そして今はベトナムだ。

 世代こそが違うものの、閉塞的な日本から飛び出して、見知らぬ土地で頑張る姿は昔も今もそう変わらない。男性の全体的草食化傾向が進むなか、女性の活躍が余計目を引く。

 女性が強い世の中とよくいうが、強いよりも順応性だと思う。「日本だったら・・・」、やたら日本と比較するような女性は私の周りに大変少ない。

 比較文化的な研究ならいいが、単に日本と比べて海外の欠点を非難したり、不満を顕わにする行動は非建設的だ(そういう日本人男性が相対的に多い)。「欠点」というのも、時々私から見れば欠点とは到底いえない。むしろ、日本のほうがおかしい、というのも結構あったりする。

 海外の異質性(相対的に日本の異質性)にアレルギーを感じるのでは、なかなか良い仕事ができない。そういう意味で順応性の強い女性は、サバイバルに向いているのかもしれない。

 余談になるが、少し前の話で男子の草食化が話題になると、「自分は肉食女子」と自認する女性友人もいた。是非、サバイバル力の強い「肉食女子」がどんどん増えてほしい。すると、世の中もその元気をもらえる。

 と、気が付いたら、食事会の注文も見事に肉食中心になっていた。満腹満足。楽しい会話であっという間に4時間も経った・・・。