強肉弱食を許すな、弱者なりすましを許すな

 弱者でどん底まさに最底辺から這い上がった人、這い上がっている人、這い上がろうとする人、このような人はたくさんいると思う。もしある日、弱者はみんな救済される、しかも這い上がった人の寄与で救済されると告げられたら、どうしますか?それでも這い上がろうと思いますか?これは弱肉強食ならぬ強肉弱食の世界だ。・・・

 私の一連の弱者論に、フェイスブックで多くのコメントが寄せられた。その一部を転載する。

 ● 至極ごもっとも。ただの甘えたガキと同じですわ。

 ● 弱者に憑依して、あれもくれ、これもくれ。しかも偉そうに。弱者救済は大事なこともあるが、行き過ぎてモラルハザードになることは避けないと、全体が破綻して元も子もなくなることに気づかないのか、見て見ないふりをしているのか。

 ● 相対的貧困とかクソ喰らえだ。弱い精神が心の貧困を招く。

 ● 怠け者を支援していたら国が貧困になってしまう、「働かざる者食うべからず」

 ● 戦後教育の最大の欠点は「公」より「私」を優先したことです。自由と野放図を履き違えています。声高に自由と権利を求める奴に限って義務を果たしません。権利を主張するには義務を果たさなければなりません。

 ● 権利と義務、権限と責任がコインの裏表という当たり前のことを理解しないまま社会に出ている人が多いと思います。

 ● 弱者は、自分のできないことを主張するのではなく、できることをアピールすることだ。まさにこれがポイントですね。

 ● 弱者は人の助けがなければ何もできないかわいそうな存在という思い込みが問題の元凶かと。やってもらうべきことは、堂々とやってもらえばいいし、そうなるように仕掛ける知恵も大事。一方で、健常者が想像もつかないような能力を持っていたりするので、それも堂々とアピールして社会の役に立てるべき。

 ● 弱者のルサンチマンを増幅して憎悪に寄生して悪用するのが許されて、さらにそれが「美味しい」という現状。ナマポ利権は(一部の特定組織・団体名を省略)の独擅場なんですよね。

 ● 生活保護以外にも、詐病による障害者認定、障害年金の詐取など、様々な弱者なりすまし詐欺が横行しています。本当の弱者救済を行うためにも、弱者憑依、なりすましに対して厳しい視線を注ぐ必要があると思います。

 ● 私はかつて某大手運送会社で非正規雇用で働いていました。働いているのは同じ境遇の者が多かったのですが、彼らは生ける屍同然の連中でした。関心事は競馬やパチンコ。自分を向上させるための努力をしない。努力しようとする人間を無駄な努力と達観したふりして嘲笑う。ちょっと頭を使わなければならなず責任をとる必要がある事は、俺はバカだからと逃げる。自分を棚にあげて不満ばかり言う。弱者と言われる者すべてがそうと思いません。しかし、少なくとも私の身の周りにいる者はほとんどそうでした。他の職場はどうでしょうか?もっとましでしょうかね?そう大差あると思えませんね。彼らを援助する金の出所が私以外であったとしても、私は断固反対です。

 ● 天は自らを助く者を助く。自助努力なき者に情けは無用です。

 ● 日本だと、この議論があったりしますね。中国にいると、この議論は、そもそも不要。立花さんの言わんとする事は、大賛同です!

 ● 皆様の仰せの通りです。自称人権派と称する輩が弱者切り捨てとか云々言い出す、この発言が怠け者や快楽主義者を助長する。自助努力出来ない者は生存の価値が無く社会にじゃまだけだ。

コメント: 強肉弱食を許すな、弱者なりすましを許すな

  1. 日本が先進国では米国についで高い相対貧困率を2つの視点で考えてみました。

    <マクロ経済的な視点>
    いままで国内で行われていた生産がグローバルに展開すれば、日本の多くの中産階級の人たちは、例えば中国やインドの人たちと競争しなければいけない。
    グローバル労働市場はグローバル資本市場とは異なり、参加する労働者の属性クラスを選ぶため、スキルのある労働者とスキルのない労働者で2極化してしまう。

    <行動経済学的な視点>
    人間の心理は損失を同額の利得より強く感じる。 つまり同額の損失と利得が合った場合、その損失がもたらす「不満足」は同額の利得がもたらす「満足」より大きく感じられる。 これを損失回避性と言います。
    また1回の利得・損失が得られると、その結果が参照点となって、次の利得・損失が評価されやすい。 親の世代の豊かさに比べて自分たちの世代が貧しくなっていることを過度に悲観する人たちが多い理由かもしれません。

    結局、自助の精神が大事で、結果は自己責任だと思います。

    1.  高山さん、素晴らしい洞察、本質を突いた論をいただき、ありがとうございました。ブログで紹介させていただきます。

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