「誰」よりも「何」、政治は目隠しの利き酒とワインテスティング

 私は安倍首相を批判している。昨年末の日韓合意に続き、今回のプーチン交渉、この2件について厳しく批判している。

 ウェブやブログ、フェイスブックを見てどうも、多くの安倍支持者、中にいわゆる識者や学者や専門家も多数いるが、あらゆる楽観的な仮説を立てて、安倍首相を弱々しく支えている。

 私が安倍首相を支持しているのは、いま総じて彼より優れたパフォーマンスを出せる政治家がいないからだ。だからといって、安倍首相がやったこと、何でもOKというわけではない。

 「野党は何でも与党・安倍首相反対」と散々批判する人において、今度「与党・安倍首相なら何でも支持」というのも、同じ愚である。

 「誰が・・・」ではなく、「何を・・・」である。日本の国益のため、「何」がベストなのか、これに尽きる。利き酒やワインテスティングのように、目隠し、ラベル隠しで、飲み比べる。政治もまた然り、そうであるべきだ。

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