ベトナム中部(2)~皇帝の食卓、フエといえば宮廷料理

<前回>

 フエにきたら、宮廷料理を食さずに帰れない。数店舗の候補があるなか、最終的に決めたのは、「Ancient Hue」。何の根拠もなく、単なる勘で決めたのだった。

 フエの中心部からだいぶはずれた辺鄙な場所で、車1台やっと通れる、くねくねした砂利道を延々と走ってやっとたどり着く一軒家。まあ、「隠れ家」も食傷気味となる昨今、果たして大丈夫だろうか。

 本当ならアラカルトでゆっくり吟味してみたかったが、何せフエの滞在が1泊と短いので、「小ロット・多品種」のコースに決めざるを得なかった。少々無節操ではあるが・・・。

 結果的に良かった。味の方は、期待を裏切ることなく、全品美味しかった。ただ、宮廷料理というだけに想像していたような繊細さが少々欠けていたような気がする。そもそも感覚的に日本料理と比較して語るのがナンセンスだったかもしれないので、私自身の問題であった。

 もう1つ、フエ料理イコール宮廷料理ではなく、フエにもフエらしい庶民の味があるわけで、機会があれば、次回庶民の味をも存分に楽しんでみたい。時間切れで大変残念だった。

 とあれこれ、飽食のフエが楽しかった。

<次回>