3万フィート上空の和食と辛い牛肉麺、シンガポールへ

 5月28日(日)、移動日。全日空NH841便は、定刻通り午前11時5分シンガポールに向けて羽田を飛び立つ。機内から富士山を眺め、久しぶりの感動。

 機内食は例によって和食。ギャレーを覗いたら、そこはそう戦場。満席のため、食事の準備で客室乗務員たちは大忙しい。同じ食事でも、洋食と和食の準備作業の煩雑度が全然違う。

 懐石風和食の盛り付けは複雑で、正直機内食として導入するにはコストがかかりすぎるくらいだ。メニューの開発から、調理、輸送、機内の最終盛り付けまでどれだけの人が関わり、どれだけの労力が費やされているのか。考えるだけで感心せずにいられない。

 3万フィート上空の和食。あり難く頂く。本当にご馳走様。

 夕方17時15分、定刻より10分ほど早くシンガポール・チャンギ国際空港に到着。APEC専用入国レーン、待ち時間ゼロで入国。18時10分、スイソテル・スタンフォードにチェックイン。

 夕食は遠出せず、ホテルに直結するラッフルズ・モールの中華料理店で済ませる。辛い牛肉麺で汗を流して、ぐっすり眠る。

<次回>