学ぶことよりも学び方を、技術と芸術

 9月24日(日)、マレーシア航空MH388便で午後上海浦東に到着。1週間、上海と台北の臨時出張。

 9月25日(月)、上海出張。ハノイ事務所のベトナム人従業員と上海事務所の新人従業員の社内研修。午後、さらに面接1人。とても勉強熱心な人で、入社したら何を勉強できるのかと何回も聞いてくる。

 何が勉強できるのか、どのくらい勉強できるのか。正直、それは本人次第。勉強は2通りある。1つは単なるある技術やスキルの勉強、もう1つはその特定事象の背後に隠れている原理の勉強。

 知識が溢れている世界だ。前者の勉強にはきりがない。しかも、あらゆる情報や知識が絶えずアップデートし、動態的に変化している。人間はとても追いつかない。

 なによりも、私は後者の勉強を重視する。つまり、学ぶことよりも、学び方を身に付けることだ。どんな環境においてもサバイバルでき、そして主体的な創造力を持つ、ということだ。その先には、技術から芸術への昇華である。

 1つの会社に入って、キャリアアップとはいうが、キャリアとはどの部分を指すか、人によってずいぶん見方が違ってくる。それがその人の前途に決定的な方向付けにもなろう。

 人間には一定の宿命がある。決して嘘ではなさそうだ。

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