<大阪>鶴橋で食す、ホルモン系中心の絶品料理店「空」

 日本出張。7月7日(土)、大阪の1泊を利用して、鶴橋で焼肉を食べたい。事前にフェイスブック上で推薦店を「募集」したところ、多くの友人から大変貴重な情報をたくさんいただいた。本当にありがとうございました。どの店も捨てがたい候補だが、今回は時間の制限もあって、とりあえず票数のもっとも多い「空」にした。

 予約を受け付けないようだが、とりあえず電話をしてみた。なんと「待つかもしれんが、一応、とりあえず、お名前と時間を聞いとこう」という「意味不明」な回答だった。まあいいかと、時間通りにいってみると、案の定長い待ちの列。「一応の予約」があることを申し出たら、列とは違う場所に誘導され、「ここで待て」と。待つこと3分、なんと列の先頭に割り込ませてもらい、すぐに着席できた。

 早速、注文を急がされる。このタイプの店は大体回転で稼ぐので仕方がない。とはいえ、大食い且つ気分とお腹の状況に合わせて当日の流れを決めるという私はやはり、数回に分けて注文する習慣を改めることができない。本日は、最終的に4~5回の注文で合計10品目以上食べた。

 周りの勘定を聞いていると、私はほぼ倍以上の売上げを貢献していたことが判明。ただ食べている間に周りの席は平均2~3回転していたので、最終的に店にとって回転率ベースの客単価ではほぼ変わらないということになる。食べた内容は以下の通りだ(解説は同店のウェブサイトから引用)。

 ● ハラミすじ:ハラミ・バラを加工する際にできる筋、脂身、端肉。もともとはスタッフの賄いとしていたもの。ハラミ (サガリ) の中を通る筋肉。もちもちとした食感とハラミの旨みを同時に味わえる!

 ● 上ハラミ:横隔膜とその内側にある、サガリと呼ばれる肉。上ハラミは肉の旨みとやわらかさから人気NO.1!(予約可・売切御免)

 ● ツラミ:ほっぺたの肉。ハラミは食べあきたという方におすすめ。

 ● ミノサンド:ミノサンドは第1の胃。ホルモンの定番。ミノサンドは肉の間に脂身があり、とてもジューシー。

 ● ウルッテ:気管(のど骨)を長時間たたき、食べ易くしたもの。歯の丈夫な方におすすめ。

 ● ヨントン (コリコリ) :心臓近くの大動脈を開いたもの。その名の通り、コリコリとした食感を楽しめます。

 ● うちわ:のどぼとけ。一頭で20グラム程度しかとれない超希少部位。コリ、プニュとした独特な食感あり。

 ● ハチノス:第2の胃。形状が蜂の巣に似ています。柔らかな食感とタレがマッチ。

 ● タン:舌。根元の部分はサシも入り、やわらかく、塩タンとして使われます。

 最後の2品目は、焼酎で酔っ払ったので、覚えていない。味は?さすが最多票数が集まるだけに、フェイスブックの友人たちの味覚は確かなものだったとそう確信した。今回は主にホルモン系を食べたかったので、この店は正解だった。しかもポーションが小さいので、多品種を楽しむことができた。

 ご馳走様でした。