来年退任するアリババ集団の馬雲会長が語った一節――。
「陽光燦々というときに、屋根を補修するのだ。これは私の信条。会社がもっとも好況のときは、大胆な改革を断行する時期でもある。だらだらして、会社が潰れそうになって、いよいよ改革をやらないとダメだというときになると、リスクが大きすぎるし、またコストもかかりすぎる。だから、毎回、会社がもっとも繁盛しているときに、私は、必ず破壊的なアクションを起こすのだ。いかなる破壊的で、現状否定的な改造・改革も、この会社にベターな状態を保たせるためだ」
日本企業に見習ってほしいところだ。