エリート人材総合サポート、サンウェイ大学との協力模索

 昨晩、先週参加したマレーシア・スタートアップのビジネス視察で知り合ったサンウェイ大学(Sunway University)のフジモト教授(博士)とは、早速意見交換の食事会をもった。場所は大学に近いスバン・ジャヤにある焼鳥店「炭火」。

 大学を出た後のエリート人材の継続教育と企業のリテンション制度といったインフラの一体化、エリート人材のライフステージを軸とした総合サポートシステムの構築。このテーマにそって、私の少々膨大すぎるくらいの構想をフジモト教授に打ち明け、意見と協力を求めた。

 フジモト教授はすぐに大きな関心を示してくれ、構想枠組みについて数ラウンドの意見交換が進んだ。教授は幼時から両親の仕事で海外に移り住み、日本語よりもビジネスの場では英語のほうがより自然に使いこなしているという。会話は日本語だが、教授とのメールやりとりは英語。語学だけでなく、思考も非常に論理的でポイントと本質の共有がしやす。

 早速も今朝フジモト教授から、大学側に本件を伝えたところ、非常に興味をもたれ、近々実務責任者を交えて意見交換の会議を持ちたいとの連絡があった。非常に嬉しい。こんなに早く返事がくるとは思わなかった。そのスピード感は日本的組織に学んでほしいくらいだ。

 私自身は、来年からコンサルの実務に加え、アカデミックな仕事にも取り組むと先日宣言したが、気がついたらもう始まっていた。結果がどうなるかは分からないが、とにかく行動を起こすことが大事。学会での研究活動、教育機関との連携、そしてメディアの活用。この3本柱で取り組んでいきたい。

 本業のコンサルも疎かにできない。いや、むしろ、これらの活動によってコンサル業務にイノベーションという強力なエンジンをつけ、パワーアップしていくつもりだ。

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