日本語は大変だが、世界一美しい言語だ

 メディアに寄稿すると、編集局の校正が入る。小学生のように、添削された作文を受け取るときのあの緊張感・・・。10件の原稿を出して、まったく修正なしのは3件くらい。細かい校正がどうしても入る。一昨日、「良い」と「よい」、「行く」と「いく」の使い分けついて編集局に聞いてみた。すると、親切に以下教えてくれた。
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①【良い】[一般用語]頭が良い、感じが良い、気分が良い…
②【よい】[補助用言、接尾語など]…してよい、住みよい、それでよい「いって良い」は、②に当たると考え、平仮名に修正させていただきました。
「うまく行く」も、うまくいく、合点がいく、実施していく、減っていく、満足がいく…のように、(行動としての)「行く」の意味が薄れたものは、平仮名表記がよいとされております。
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 なるほど、言われてみればその通りだ。何かマニュアルはないかと尋ねたら、『記者ハンドブック 新聞用字用語集』(共同通信社)を基準に編集作業されているそうで、私も本を購入することにした。

「立花さんはジャーナリストではない、経営コンサルタントだから、そこまで気にすることはない」と優しくフォローしてくれたが、そうはいかない。やるからにはしっかりやらないと・・・。これから修業だ。そうだ、「修業」と「修行」の違いもしっかりしないと。

 日本語は大変だが、私は、世界一美しい言語だと思っている。