旅券査証欄増補廃止に伴う問題をめぐる外務省とのやり取り

 来年4月の新旅券発行開始とともに、査証欄の増補が廃止される。海外在住者にとってある種の大問題となるケースも多い。

 海外現地での滞在ビザ、身分証明、銀行口座、クレジットカード、運転免許証などが旅券番号に連動しているため、旅券を更新するたびに、連帯的に海外での諸手続に時間や労力等莫大なコストがかかってくる。日本国内に自動化ゲートが普及しても、海外ベースの在外邦人で諸外国を頻繁に行き来している場合は、その恩恵を受けることが少ない。旅券は諸外国のビザ貼付や出入国スタンプで査証ページの消耗が激しいため、所定の有効期間よりもはるかに短い期間で更新を余儀なくされる。この件について私が外務省に状況を説明し、以下の提案をした。

 1. 旅券の査証欄増補廃止は正しい決定で支持する。
 2.ただし、上記の事情もあって、旅券本体ページ数を増やし、「厚版」旅券の創設を提案する。

 昨日、外務省からメール返答があった。旅券本体ページ数増加案に理解を示しつつも、現行の旅券作成機でページ増加に対応できないとの説明があった。事情は事情で、このための新規設備投資に多額のコストがかかってくるならば、全国民・旅券保有者に比べて海外在住者数が相対的少数であり、その利益を主張するのは妥当ではないと考え、提案を撤回した。私と同じ状況の方々のご理解をもいただきたいと思う。

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