誤認と濫用、「日本の良さの発信」

 「日本の良さを世界に発信する」。――美名のもとで海外へ進出した日系企業が次から次へと敗戦を喫している。海外経験の長い某日系流通業のベテランがこう評している――。

 「日本からの付加価値の押し付け。日本の良さの発信といえば聞こえが良いですが、確かに技術力の高さ、こだわりの強さは日本の誇るべきところだと思います。ただこれが一般の顧客ましてや特定国・地域の顧客のニーズと合致してるとは思えません。日本本社の独りよがりな発信がすべての根源です。この時はマスコミも好意的に扱ってくれますが、彼らは話題性にしか興味が無いことが良くわかりました。……トップの暴走は止められないものですかね?」

 痛いほど現場の様相が伝わる。「受信側」のニーズや都合を無視した一方的な「発信」が問題の根源である。

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