11月8日(金)、正午羽田発の全日空NH023便で13時過ぎに伊丹到着。宿泊はいつもの大阪駅前の新阪急。あまり上等なホテルとはいえないが、アクセスが抜群によく、特に空港リムジンバスの発着場に直結するだけに、都合がよい。
夕食は、魚を食べたいので、北新地の「銀平」に出向く。この店と付き合い始めたのは15~16年前だったと思う。和歌山の漁師が直営する店で、本店は和歌山にあるが、私がはじめて行ったのは大阪・北新地の大阪本店。
大阪で魚を食べるなら、「銀平」が三本の指に入るくらいの店である。決して高級店ではないが、何よりも豪快。魚をちびちびではなく、たらふく食べても、勘定を締めて「こんなに安くていいの」といつも申し訳ない気持ちで店を後にする。
そういう気持ちをもっているから、また次にも足を運んでしまう。何回来たのだろうか。覚えていない。大阪出張は必ずやってくる。昼も夜もだ。
本日の刺身は、太刀魚と秋刀魚、そしててっさ(ふぐさし)。相変わらずの鮮度。命をいただく実感が沸く。言葉を選んで表現するといっても、それ以上の言葉が見つからない。白子ポン酢も絶品。美食レポートとかいうけれど、そういうところは結構難しい。
骨せんべんにしてくれるのも嬉しい限りだ。飲兵衛には答えられない。酒もまたよい。日本酒を飲むにはやはり日本国内に限る。4000~5000円程度の大衆物でも十分に美味しい。冷酒だけで物足りないなら、合間を縫って燗を呷るのもよし。
補足だが、この「銀平」は実は中国の大連や上海にも出店しているが、日本国内店舗と同一レベルで語ってはいけない。次元が違いすぎる。いや、中国店が悪いわけではない。次元が違うと言っているだけだ。
満足、満足。ご馳走様でした。