新型コロナ拡散流行、日本はもう手遅れだ

 新型コロナウイルス(COVID-19)の拡散流行について、WHOの専門家は、他の国と違って、日本では感染者が出た場合、誰から感染したか、感染経路が把握できない状態になっているとして、すでに感染が拡大しているとの見方を示し、食い止められる段階ではないことをも示唆した(2月14日付日テレNews24)。 

 残念ながら、もう手遅れだ。

 半月以上も前、2020年1月27日15時05分(日本時間)、私は日本国首相官邸に以下投書した。

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 新型コロナウイルスについて。日本は島国です。陸続き国家に比べて、ウイルス防御上の優位性があります。この優位性を早い段階で発揮すれば、公衆福祉に寄与します。以下提案します。

 (1) 臨時緊急措置として、中華人民共和国からの全定期便空路・定期船を1日も早く、すべて遮断する。
 (2) 上記緊急措置を2週間に限り実施し、状況が改善すれば速やかに再開する。
 (3) 期間中は、在住邦人とその家族(一親等中国国民含む)の退去のみを目的とし、日本政府はチャーター便を毎日運航させる。チャーター便の搭乗費用はすべて個人負担とする。
 (4) 必要に応じて、チャーター便搭乗者の日本国内での一時隔離検査を義務付ける。

 以上、至急ご検討のほどお願い申し上げます。

マレーシア在住 立花 聡
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 私の投書には反応がなかった。その当時、すぐに手を打っていれば、状況がまったく違っていたはずだ。今回のCOVID-19事案を見ても、日本政府は、「戦力の逐次投入」。情況を見て、小出しして積み上げている。いちばんのタブーであって、太平洋戦争で散々やられたメカニズムをそのまま伝承し、再現している。

 「兵は神速を尊ぶ」。さらに孫子曰く「兵は拙速を聞くが、未だ巧久を睹ず」。戦争で多少作戦がまずくとも、短期決戦で勝利する話は聞くが、長期戦で勝ったという例は聞いたことがない。

 日本には勝ち目がない。もう手遅れだ。新型コロナウイルスが日本を席巻すれば、安倍政権が崩壊するだろう。戦後最長の政権でも、このような末路になれば、残念で仕方ないとの一言に尽きる。

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