「ワシントン裁判」で共産主義に終止符を打て

 私のフェイスブックのプロフィールに、「反共産主義者」と明記しているが、「反ナチズム」と記していない。それは、ナチズムはすでに地球上で死刑宣告を受けて滅亡し、わざわざ明示する必要がないからだ。しかし、共産主義はまだ生きている。しかも世界一の民主主義国家米国にまで浸透している。

 なぜ、こうなったのか。思うに、ニュルンベルク裁判がナチズムに死刑宣告し、終止符を打ったが、共産主義にはこのような裁判がなかったからだ。

 1989年から始まった東欧革命。ベルリンの壁が倒壊し、1991年12月、共産党一党制国家のソビエト連邦が国家として解体され、消滅した。全世界が「共産主義の崩壊」と歓声を挙げ、人類は共産主義に対してなんら総括もないまま、共産主義がついに自壊したというぼんやりとした認識のもとで、我が世の春を謳歌し始めた。

 ナチスによる収容所の犠牲者数は、ポーランド国家記銘院によれば、総計283万人とされている。さらに、ナチス政権による虐殺、飢餓、病気などの犠牲者を加えると、1000万人以上に達する。では、共産主義はどうだろうか。フランスの歴史研究家ステファヌ・クールトア(Stéphane Courtois)氏の著書『共産主義黒書』によれば、共産主義運動による死者は1億人。米国の歴史学者RJ・ランメル氏も、著書『政府による死』で同様の数字を出している。

 つまり、共産主義の犠牲者がナチズムの10倍にも達している。しかし、共産主義にはなんら総括も清算もされていない。社会主義・共産主義は、崩壊などしていない。1991年から30年をかけて、米国をはじめ世界を蚕食してきた。「蚕食鯨呑」(さんしょくげいどん)という言葉がある。虫の蚕のように、桑の葉をじわじわと少しずつ食べていき、いよいよ最終段階に差し掛かると、鯨のように魚を丸呑みにして一気に成就する。今はまさに、鯨呑の一歩手前ではないだろうか。

 2020年の米国大統領選では、社会主義者が世界に対して鯨呑宣言を発した。このたびの戦いによって、共産主義に対して「新ニュルンベルク裁判」を行い、明確に終止符を打つ。このような時がやってきたように思える。社会主義・共産主義がナチズム同等、いやそれ以上の悪魔であることを世界に明示し、それに対して死刑宣告をする。

 米国最高裁がその重責を負っている。「ワシントン裁判」で、共産主義に終止符を打とう。

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