台湾出張(1)―泣き面に蜂

 台北に着きました。上海・台北直行便は開通しましたが、料金が高いので、今回安い香港経由便(ドラゴン航空+キャセイ航空、上海・台北往復2100元)にしました。

 午後15時、寝不足の重たい頭を抱えて、台北桃園国際空港に降り立った。今日は、幸運か不運か、何と上海→香港の機内も、香港→台北の機内も、隣が赤ちゃんだった。しかもですよ、どっちも、暴れん坊でギャーギャー泣き喚く。踏んだり蹴ったり状態で、断続的に寝たり起こされたりして、頭ががんがん。けど、子供は可愛いもんですね・・・何も文句言えません。

 泣き面に蜂の私は、台北空港でタクシーを拾うと、睡魔に襲われる。タクシー乗車中は、絶対に居眠りしない。しかも、台北では、以前物凄い衝突事故に遭ったことがあります、私が乗っていた車は酔払い運転に激突され、横転寸前でした。よし、運転手としゃべりましょう。

23661_2台北馥敦飯店-復南館の部屋

 「あの~、台北、タクシーの商売はどうですか」
 「さっぱりですよ。食っていけないよ。ここ一年休んだのは、旧正月の2日だけ。一日16時間勤務、トイレを除いて全部車内、痔になっちまったよ。痛いの痛いの・・・ごめんなさい、汚い話になっちゃって・・・」
 「え~、そんなに勤務時間が長いんですか、1日8時間労働ですから、1日で2日分働いているんですね」
 「1日8時間?世の中に、1日8時間週休2日で食べていける人っているの?泥棒もこれでやっていけない世界だからな・・・」
はっはっはっはっは・・・互いに大笑い。

 で、あっという間ホテル到着。1230台湾元でした。「あの~、名刺渡すからさ、帰りの空港は送りましょうか、900元で良いよ」運転手は、商売を忘れません。「良いよ、電話するから」・・・

 私の台北の常宿は、台北馥敦飯店-復南館(Taipei Fullerton South)です。コンパクトなビジネスホテルですが、清潔で安い。

 これから、お客さんと夕食です・・・。

<次回>