東京出張(1)―汗だく、航空会社に振り回される長い一日

<前回>

23783東京行きの機内、1列目の2席を占領してのパソコン仕事と食事

 日曜日、休日を利用して移動します。今回は、中国東方航空香港発上海経由の東京往復の格安券を、HIS香港支店で買いました。何と1300香港ドルというびっくり価格。東京の帰りに、上海に降りられるメリットが非常に大きい。残りの「上海→香港」分は、次回の香港出張に使ってもいいし、たとえ捨てても、超お得です。

 午前9時半、香港中環(セントラル)のシティーエアターミナルでチェックインすると、東方航空上海便のキャンセルと通告され、ドラゴン航空に振り替えられました。これは、デメリットが大きい。まず、荷物は東京までスルーチェックインできません。上海で一旦荷物を引き出し、もう一回東方航空の東京便にチェックインしなければならない。もちろん、入国・出国手続きが必要。それから、到着のドラゴン航空は浦東空港第2ターミナル、東京便の東方航空は第1ターミナル。移動が面倒ですし、接続の時間が大変厳しい。

 いろいろ言っても仕方ありません。とりあえずドラゴン航空に乗り込みます。一路順調ですが、問題は、浦東空港到着時の体温検査に発生。同じ列窓側のインド系のお客さんの体温が高い―37.8度。大変だ。彼が隔離されたら、周りの乗客も隔離?緊張が機内に走った。白衣の衛生係官数人がもめ始めた。結局、何回も体温を測られ、最終回が37.3度で、OKサインが出ました。おかげで前後数列の乗客が全員釈放になった。

 あれこれ、体温トラブルで着陸後の機内滞在が40分もかかりました。乗り継ぎの時間がぎりぎり、第1ターミナルに全力疾走。連結通路が長い。エアコンが効いていない。汗だく状態で、東方航空のカウンターに駆けつけると、締め切りぎりぎりでチェックインできました。

 しかし、今度は、東京便出発の遅延アナウンス。搭乗口では、「浦東空港の空中管制で遅延」と表示されていますが、アナウンスは違うことを言う。中国語放送は「機材調整上の原因」、日本語放送は「接続便の到着遅延のため」と、全部で3通りの理由。いずれにせよ、遅延だ。

 予定時間1時間遅れ、ようやく18時過ぎに、飛行機が動き出しました。しかし、私の緻密な日程がこれで狂った。成田空港に到着すると、宿泊先の都ホテル行きの最終リムジンバスが10分前に出発済み、成田エクスプレスも最終便出発済み。残された道は、たった一つ、JRの普通列車。22:19発のJR快速に乗って、東京駅に23:40到着、山手線に乗り換え、目黒駅に0:10到着。

23783_4深夜12時過ぎ、やっと到着、目黒駅前の松屋で食事

 1日2食とも機内食で、気分が悪い。目黒駅前の「松屋」に入って、牛丼セットを注文。お目当ては、玉子かけご飯。日本なら、生卵を安心して食べられる。ご飯の半分に卵を落として食べる。残りの半分は牛丼として食べる。疲れが一気に吹っ飛びます。幸せ・・・

 満腹状態で、タクシーを拾って都ホテルに着いたのは、0:40。長い一日でした。

<次回>