謎のアメックス黒カード、私のカード生活(その2)

 クレジットカードの話の続きです。

 ちょっと自慢話になりますが、私は、アメリカン・エキスプレスのセンチュリオン・カード、俗称「ブラックカード」を持って、今年で9年目になります。

25468_2私が持っているチタン製のカードです

 2000年夏、当時アメックスのプラチナ会員である私には、いきなり、黒のカード、センチュリオン・カードが届きました。当時、アメックス香港がアジア初のブラックカードを発行したのです。それで、私がアジアでも第一回目の会員になれました。日本は、香港に次いでアジア二番目で2004年に初のブラックカードを発行しました。

 アメックスのブラックは、よく謎のカードと言われます。もちろん、インビテーション入会です。謎その一というのは、カードに限度額がついていないという噂です。本当かどうか知りません。私は挑戦するようなお金も持っていませんから・・・ただ、カード会員筋の情報ですと、ブラックカードで小型ジェット機を買ったとんでもない金持ちがいたとか、買ったは良いが、アメックスが困ってしまったと。なぜなら、ジェット機を買った代金は、とんでもない大きい代金で、それについてきたポイント数もとんでもない巨大なポイント数で、そのポイント数で、何とBMW車1台交換できると(もちろん無料)・・・その話は本当かどうか定かではありませんが、ブラックカードに凄いサービスがついていることは間違いありません。インド洋大津波のとき、アメックス社がプーケット行きの航空券を買ったブラック会員の名簿を洗い出して、会員救出に専用機を被災地に送り込んだという話はどうやら本当らしい。

 謎その二、ブラックカードの所持者はみんな金持ちということですが、それはもっぱら嘘です。私自身で証明できます(笑)!いや、少なくともブラック会員の全員が全員金持ちではないはずです。ただ、カードの決済実績を見て入会させることはあるようです。私は、90年代の駐在員時代から、出張、接待などすべてカード決済、確かに結構な決済実績があります。あと、支払いは一回も遅れたことがありません・・・だから、ブラックカードは、成金的なものではなく、むしろ、信用の蓄積と私が受け止めています。

 年会費は非常に高い。上場会社の役員や幹部ならともかく、ステイタスとかで持つ意味をあまり感じません。脱会しないで、持ち続けている理由は、海外旅行保険です。手厚い補償がついていて、別途保険を購入しなくて済みますので、メリットが大きい。

 上の写真は、私のブラックカードですが、チタン製です。チタンは、熱に強い金属で、NASAの宇宙船にも同種のチタンが使われているそうです。宇宙船が地球回帰で大気圏突入の際の、あの高温にも耐えられる金属です。

 うーん?飛行機事故とかで死んで、死体が焼け焦げても、熱で溶けないこのチタンのブラックカードで身元を確認できる!そういう大きなメリットもありますね。・・・なーんちゃって縁起でもない話をするもんじゃないと。