日本の負けは必然的帰結、その理由とは?

 日本人は、日清戦争や日露戦争、何よりも太平洋戦争敗北後の蘇生と躍進を境に黄色人種のトップに立つ自覚を持った。しかし、それは特殊な時期と特殊な場面に限った出来事だった。その本質を理解しないまま今日に至った。

 バブル後の失われた30年ではなく、戦後の40年はそれこそバブルの虚像だったという本質が横たわっている。偶然たまたま、ラッキーな40年だった。

 いまだにアジアの国々に向かって「親日」や「反日」で判断するのは甚だ傲慢と誤認に過ぎない。経済社会、資本主義の本質を理解していないからだ。私の観点に多くの反論もあろうが、事実は全てを語ってくれる。これからの歴史が検証してくれよう。

 中国や韓国を批判するのも結構だが、目を覆うほどの現実を覆すような行動を1つも取れずにいるのではないか。政治が悪いというが、民主主義国家であるから、有権者がそれを変えればいいではないか。

 しかし、それはできない。

 それだけ惨めな国家に転落したのである。日本国は素晴らしい国だ。ただ全員幸せになれない。格差を是認し、無能な層をふるい落とし、アメリカ以上の格差社会にしてこそ復活する。

 それを実現するのには、1つの必要条件がある。外圧である。外圧による破綻第二の終戦にほかならない。

 平等はない。世は不平等である。これを認めない限り、日本は滅びる。

タグ: