経済制裁の副作用を看過するな!新冷戦の幕開け

 西側諸国の対露経済制裁がエスカレートしている。

 経済制裁は長く続くほど効果が現れるというが、ただ被制裁国の順応性を高める作用も忘れてはいけない。いざ持ち堪えたところ、先方がさらに強くなるというパラドックスが生じる。これはひとえに制裁耐性に依存する。

 全般に独裁国家は民主主義国家よりはるかに制裁耐性が高い。独裁国家の国民は文句を言えないからだ。

 一方、制裁の副作用を制裁発動側も食らう。民主主義国家の国民はいざ自分の生活に影響が出てなおかつそれが長期化した場合、黙っていられない。この民意を利用して野党が与党を攻撃する。日本人でも今は反露デモをやるが、食糧・エネルギー価格の高騰に耐えられるか?どのくらい耐えられるか?まあ、ロシアのキャビアやウォッカが切れてもさほど困らないが……。

 コロナ禍からリモートワークという新常態が生まれたように経済制裁からもアンチ制裁モデル(新常態)が生まれる。特に中露の一体化がさらに強まる。これによって世界の分断が激化し、新冷戦時代に突入しかねない。

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。