スリランカ、紅茶、香辛料と世界遺産の旅

 気が付いたら、もう11月に入った。いよいよ、クリスマス気分で年末になる。年末といえば、休みだ。中国は、年末の休みが元旦くらいしかない。何だか寂しい。私たちは、日系企業相手の仕事でクリスマス過ぎると、お客様からのコールが一気に減る。だったら、いっそう日本の休日に合わせてしまおうと、昨年から、当社にも年末休日を導入し、前後1週間弱の休みを取れるようになった。

 今年の年末休暇は、スリランカへ行くことになった。スリランカは、気候を考え、年末年始がベストシーズンだ。

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 いままで、三度もスリランカ旅行の計画を立てたことがあった。いずれも年末年始だった。

 一回目は2004年の年末、それが津波襲来で旅行を中止した。その後、2006年の年末に二度目スリランカ旅行を計画したが、同年夏から、政府軍と反政府ゲリラとの戦闘が再開したため、一時見合わせになった。そして、2008年の旧正月に、三度目の計画を立てたが、同年1月に爆弾テロに伴うスリランカ全土厳戒態勢を受け、再度キャンセル。

 今年2009年末は、四度目のスリランカ旅行計画だ。何としてでも行きたい。

 今回のテーマは、三つ――紅茶、香辛料、と、南海岸にある世界遺産のゴール旧市街と要塞。紅茶と香辛料は、妻の嗜好で、世界遺産は私の趣味。

 ゴール(Galle)という街は、14世紀頃からアラビア商人たちの東方貿易の中心地で、史跡、植民地時代(ポルトガル→オランダ→イギリス)の薫りを求めて2泊もゆっくり滞在する予定だ。

 旅の手配に関しては、まず、航空券。東方航空の上海・バンコク往復をオンラインで1800元、バンコクとコロンボ間は、スリランカ航空のウェブサイトで1万タイバーツ(2万7000円)で購入。上海・スリランカの往復は、合計5万3000円(3800元)程度。通常ルートで上海→香港→コロンボは、ドラゴン航空→キャセイパシフィック航空の乗り継ぎで5000元を超えるが、バラ買いの方がはるかに安く、バンコクで道草を食うことも出来る。

 現地では、移動の効率と安全上のことを考えて、割高ではあるが、ハイヤーをチャーターすることにした。ハイヤーといっても、レンタカーにドライバー付の形式で、物価の安いスリランカでは、1日5000円程度(トヨタ・カローラ、運転手の賃金・宿泊・食事込)と言う安さ。

 とても、楽しみにしている。