緊急コール!全面スト突入に日本人総経理はどう対処する?

 昨夜20時前、夕食の食卓につこうとすると、私の携帯に緊急コールが着信した。上海郊外にある顧客企業A社からの電話だった。A社の製品は、世界でも有名なブランドだ。

 「大変だ。工場のある生産ラインで、300人の工員が全員、今日午後からストライキに突入した。明日もストライキ続行の様子だ・・・」

 ストライキは、30人規模でも、300人規模でも、3000人規模でも、対処法はほとんど同じ。ステップ1、ステップ2、そしてステップ3までやれば、ほぼ沈静化する。それでも、ダメなら、ステップ4、最後手段としてステップ5がある。(ステップ1から5までの内容を、ここで明かすことはできない)

 いままでの処理経験からいうと、大抵ステップ2か3あたりで、ストライキを終結させることができる。

 で、ストライキの処理と予防について、肝心なことがある。ストライキは、どんな大規模でも、策動者はせいぜい1人か2人の人物、いわゆるキーパーソンで、往々にして、えっ、この人が策動者かと総経理がびっくりするような人物だったりする。私がストライキ現場に立ち会っていると、大抵匂いでキーパーソンを特定することができるのだ。

 私たちコンサルタントは、企業側からフィーをいただいているので、企業の見方になり、労働者と対抗するかと思われがちだが、実は、これは誤解だ。労使の対抗で、損するのが企業でもあり、労使双方でもある。だから、ストライキの原因を突き止め、労使間のシコリを解消させるのがわれわれの仕事だ。もちろん、悪意のある人間がいれば、容赦なくガンを摘出し、取り除く。

 本日現在18時、A社総経理から2度目の電話がかかってこなかった。やっぱり収まったのかな。昨日は、私はステップを1.5くらいまで、総経理に伝えたが・・・効いたようだ。

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