労働紛争全盛期に突入

 今日もまた、先日労働者敗訴となった案件の労働者上訴で、顧客企業から依頼が入った。この数ヶ月、労働仲裁・訴訟案件の依頼が続々と入っている。労働新法が実施されて2年半経過し、労働契約の終了・解除紛争はいよいよ本場を迎え、様々な対立も表面化しつつある。

 企業の合法的な利益を守るべく、当社弁護士の善戦もあって、おかげさまで当社が取り扱った案件ではほぼ90%以上の勝率を維持し、最近企業全勝の案件も多くなってきている。それに通常の制度構築、研修講師、コンサルティング業務も繁忙期に入り、6月末までの日程はほぼ満杯に詰まっている。上海以外の地方案件が増えることにより、出張も時間がかかっている。主要都市以外の依頼は断らざるを得ない状況だ。

 個人的には、紛争解決よりも、もう少しプラス方向の案件に取り組みたいと考えている。労使ともに、ハッピーになってもらいたい。しかし、いまの法律では労働者にとって仲裁・訴訟の関門がほぼすべて取り払われていることもあり、賭博心理が働く。しかも、元手ほぼゼロの賭博だ。無料や10元の低料金ではなく、仲裁費や訴訟費はちゃんと取ってもらいたい。裁決や判決の結果によって、負けた側が最終的に訴訟費を敗訴比率に応じ、負担する。――このような制度にしてほしい。

 無料や超低料金というのはおかしすぎる。結果的に、仲裁や訴訟では企業側だけでなく、仲裁院も裁判所もコストの負担を強いられている。司法資源の無駄遣い、国民が納めた税金の無駄遣いになっている。

 早急に是正しない限り、労使の「平和共存、共栄」はありえない。

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