「国際社会」のここがおかしい

 「国際社会」という言葉は、間違った使い方になっていないか。あたかも米欧西側の恒久的代名詞になっているかのような使い方は、滑稽だ。

 民主主義として多様性の存在を自ら否定する。「国際社会」は中性的存在であるべきだ。さらに、アメリカがよく使うセリフだが、「the right (wrong) side of history」(歴史の正しい(間違った)側)。アメリカが常に「正しい側」に立つという傲慢さが丸出し。

 アメリカに「No」といったら、「歴史の間違った側」に立たされる。それは、「独裁」「強権」以外の何物でもない。ロシアがウクライナの町にミサイルを撃ったら、戦争犯罪と決めつけるが、アメリカがアフガニスタン、シリア、リビア、イラクにミサイルを撃ち込んで、民間人を死なせたら、正義になる。日本に原爆を落としてもやはり、正義だ。

 おかしくないか?要するに、アメリカは、警察、検察兼裁判官。

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