戸外動画収録、草花に囲まれて「セミナー」

 「たまに気分転換で、外で収録したら」。――妻の提案を聞き入れ、今日は朝から庭で動画収録を行った。やってみると、気分爽快。自然との一体感でいろんなひらめきが生まれ、いつもと少し違う話の流れができた。

 顧客向けのいわゆる仕事系の動画収録は、会議テーブルの前で照明を付けて、ちゃんと襟付きシャツ姿で行う。定例になっている。数百本もの動画はこうして収録してきた。いざ戸外収録になると、まず南国の日差しが強く、室内と違う服装仕様が必要。中途半端なものよりも、いっそう完全南国モードにしようとTシャツ、短パン姿にした。

 コロナの2年間、飛行機やホテルだけでなく、会議室やスーツ・ネクタイ姿とも無縁になってしまった。赤道直下の南国に住みながら、自宅がオフィスに変身し、こうして草花に囲まれて「セミナー」をやるとは、夢にも思わなかった。良くも悪くもコロナの「お陰」だった。

 私は「職住分離」という人生プランでマレーシアに移住したが、気が付いたら、このような形でまたもや「職住一体」化してしまった。人生も仕事もプランを立てるものではない。時の流れに身をまかせよう。

タグ: