スリランカ日記(17)~立花流トランジット・パラダイスその二

<前回>

 トランジットは、私の旅の醍醐味の一つだ。トランジット、飛行機の乗り継ぎで体がヘトヘトに疲れるため、なるべく直行便を使ったり、乗り継ぎ時間を短縮したりするのが大方の旅行者である。しかし、そこは発想転換、私はまったく異なる旅のスタイルを持っている。

 トランジットを楽しくしよう。そこに、立花流の「トランジット・パラダイス」があるのだ。

 バンコクは、私にとって、素晴らしいトランジット・パラダイスの一つである。今回スリランカ旅行も上海から直行便がないため、往復ともバンコク乗り継ぎにした。往路は、夕方到着・翌晩のバンコク発で丸々1日、24時間以上あったので、市内に入って滞在したが、復路のバンコク乗り継ぎは早朝着の深夜(翌日未明)発で、正味24時間未満のため、あえて空港ホテルの滞在にした。そのため、重い荷物が邪魔になるので、どうしても、コロンボ空港で上海までのスルーチェックインにする必要があった。

31947_2バンコク空港ホテルのプール、南国リゾートそのもの

 1月3日朝7時30分、スリランカ航空888便が定刻より50分遅れて、バンコク・スワンナプーム国際空港に到着。

 7時45分、入国手続き終了。大きな荷物は上海直行になっているので、ほとんど手ぶら状態だ。

 8時15分、空港構内の「ノボテル・スワンナプーム・エアポート」にチェックイン。ちなみに、今回はオーバーナイトではなく、デイユースの格安料金であった。朝8時から同日夜の22時まで滞在OKというパッケージだ。

 朝9時過ぎ、熱々のシャワーを浴びて、冷房がガンガン効いているなか、ふわふわの羽毛布団に潜り込む。爆睡。

 昼過ぎの13時30分、目覚まし時計に起こされる。夜間飛行の疲れが一気に消え、元気が戻った。

31947_3昼食は「お膳」つきで、デッキチェアまで運ばれてくる

 午後14時、ホテルのプールサイドのデッキチェアを陣取り、リゾートを開始。

 午後14時30分、小腹が空いたので、プールサイドで昼食を注文。タイ式焼き飯と生ビール。何と、デッキチェアのうえに設置できる「お膳」で昼食が運ばれてくる。王様気分だ。

 午後15時、プールサイドで昼寝開始。

 夕方17時30分、昼寝から目覚めると、夕焼けの空が薄暗になっていた。

 18時、ホテルの部屋に戻り、シャワーを浴びて、コーヒーとシガータイム。久しぶりのNHK衛星放送を見ながら・・・

 22時、規定の時間にホテルをチェックアウト。そのまま、ホテルのカフェで夕食。「恒例行事」で、トム・ヤム・クンとタイ式グリーンカレー(チキン)の食べ納め。

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31947_4空港ホテルのカフェで、トム・ヤム・クンの食べ納め

 23時、ホテルのシャトルバスで空港出発ターミナルへ。

 23時45分、ノロノロの東方航空のチェックインがやっと終了。

 日付が変わって1月4日0時、タイ出国のスタンプが押される。

 1月4日未明2時15分、中国東方航空 MU548便がバンコクを飛び立つ。新年ツアーから帰国の中国人団体客で満席。

 そして、朝7時15分、上海浦東国際空港に到着。

 9時、少々眠いが元気一杯の仕事スタート。新年もがんばるぞ!

<次回>