3月16日、虹橋空港第2ターミナル開港日当日、ちょうど出張とぶつかって、私が真っ先に新ターミナルを利用することになった。
一言でいうと、不便。
旧ターミナルなら、市内から15分や20分ほどで到着するが、第2ターミナルは、なんとさらに15分から20分かかってしまう。旧ターミナルを通り越して、青浦方面へずいぶん走って右折する。開港当日の渋滞もあってか、いつもの倍の時間がかかってようやく空港到着。
でかい、新ターミナルは。私が利用するアモイ航空のチェックインカウンター所在のAエリアまでさらに徒歩5分。セキュリティーチェックを終え、搭乗口へ向かうが、搭乗口によって歩く距離がずいぶん違う。たくさん歩いて健康にいいかもしれないが、時間ぎりぎりのときは要注意。
そして、帰りはもっと大変。
到着の場合、預けた荷物を受け取る人と手荷物だけの人、なんと、出口の階が違う。一番苦労するのが、出迎えだ。私が探しても、探しても運転手が見つからない。
お客様の出迎えなら、まず、その人が預ける荷物があるかどうかを聞かないと、出口を特定することができない。成田や羽田、香港空港もそうだが、大きなエアポートは、必ず「Meeting Point」、待ち合わせ用の標識があるが、虹橋新ターミナルは目立った標識がない。
私を迎えに空港にきた運転手が、何ヶ所もある出口で戸惑って、案内係や警察に聞いても、「分かりません」とさっぱり。
いかにも、中国らしい。緻密な事前調査よりもとりあえずやってしまう。後から徐々に修正していく。こんな虹橋空港第2ターミナルだが、あまり好感をもてなかった。