蘇州の休日

 土曜日は蘇州でゴン太君と散歩。

38848_2早く外に出て遊びたいよ

 10時過ぎまで寝坊して、起きるとそのままランチ。目指すは、蘇州料理名門の「北門飯店」(金鶏湖・月光碼頭にある支店「老北門飯店」)。ここでは何といっても名物料理の「腸肺湯」と「鶏汁蘿蔔」を食べたい。

 「腸肺湯」(チャンフェイタン)とは、モツ鍋ならぬモツスープだ。名前の通り、モツだけではなく、肺も入っている。まったく、臭みがない。柔らかいし、油っぽくない。濃厚な胡椒風味は実に香ばしくて旨い。土鍋が大きく、小椀6杯もお代わりした。

38848_3腸肺湯

 「鶏汁蘿蔔」(チーズーローボ)は、蘇州風おでん大根だ。鶏の出汁はきらきらと黄金色を呈し、よくしみている。汁が若干こってりするが、具材の大根はさっぱりしているので、いくらでも食べられる。

38848b_3鶏汁蘿蔔

 腹いっぱい食べては、さあゴン太君と散歩だ。金鶏湖畔の広大な緑地は、散歩に都合がよい。

 金鶏湖あたりは、いわゆる蘇州工業園区である。工業園区といえば、工場が立ち並ぶイメージだが、ここは、まったく違う。広大な緑地、綺麗に整然と植えられた木や草花、上海にない風景が一面と広がる。古城蘇州の面影はなく、シンガポールにいる錯覚を引き起こす。それもそうだ。シンガポールがその開発に多く関わっているだけに、ガーデンシティー風に作られたわけだ。

38848_4蘇州・金鶏湖畔の芝生で寛ぐ、ゴン太君と

 ぼ~と何も考えないで、金鶏湖畔で一日の休日を過ごした。