中国在住者のマイレージ戦略調整

 出張の多い私には、マイレージが欠かせないメリットである。しかし、これからは、大きな変更を余儀なくされそうだ。

 いま、私は2枚のマイレージカードをもっている――ANA・招商銀行提携VISAカード(クレジット機能付)、JALマイレージカード(クレジット機能なし)。日常のビジネス経費支払い機能も兼ねた前者をメインに使っている。2枚のカードで年間8万~10万マイル以上貯まる。それで日中間5往復の無料航空券がもらえる。換算すると、2万~3万元以上の経費節減効果があるので、とても重宝している。

 マイレージの主たる源泉は、ビジネス経費のほか、実は中国国内線の利用だ。主に利用している上海航空と中国国際航空はスターアライアン加盟社で、ANAマイルとして計上し、中国東方航空はワンワールド・パートナーのJALマイルに算入することになる。特にビジネスクラスやフィーストクラスでは1.5倍以上の率でマイレージが貯まっていく。

 しかし、中国東方航空による上海航空の吸収によって情況が一変した。ついに、さる10月31日付けで上海航空のスターアライアンスの脱退とともに、二社がそろってスカイチームへ移籍することが発表された。

 これは痛い。私にとって、上海ベースの二大航空会社である東方航空と上海航空の脱退は、衝撃的だ。ANAマイルもJALマイルも急減することになる。特にJALマイルはほぼ全滅状態で、メリットがなくなる。中国国際航空はまだ使えるが、上海ベースだと、やはり使いにくい。

 私のマイレージ戦略は抜本的に見直さなければならなくなった・・・