マレーシアの永住権を取得した。7月9日、クアラルンプールの移民局でマレーシア居住ビザMM2Hの交付を受けた。
5月末上海の日本総領事館で更新・取得した10年パスポートに、10年更新の居住ビザが貼付され、マレーシア移住の法的手続きがこれで終了した。移住を決意した2月から数えて、わずか半年未満。意外と簡単に終わるものだ。
7月9日は早朝からエージェントの担当者に付き添われてクアラルンプール市内のHSCメディカルセンターで健康診断を行う。血液や検尿、レントゲン、問診など一連の検査で移住用の健康診断書を取得する。
健康診断が終了すると、HSBC銀行のクアラルンプール支店に向かう。事前に送金しておいた外貨を全額マレーシアリンギットに両替し、15万リンギットの定期預金を2本つくる。50歳未満の移住者にはマレーシア国内の銀行口座に30万リンギットの定期預金の保有を義務付けられているが、定住権を取得した翌年からその半額の15万リンギットを不動産購入等の用途で引き出すことができるから、2本の預金に分けておくと便利だ。1年物の定期預金金利は、3.15%。ゼロ金利に慣れた日本人には驚くほどの高金利だ。
これで、日本、中国、そしてマレーシアという三か所に自由に住むことができるようになった。ただ、中国は労働ビザなので、一定年齢に達すると、取得できなくなる可能性がある。早ければ、2014年か2015年頃からマレーシア暮らしと中国勤務半々の暮らしを始めたいと思う。