ドリアン挑戦サクセスストーリー@ジャラン・アロー屋台街

 冒頭に自慢話一つ。――4度目の挑戦であのドリアンを食すことができた。しかも、うまい。

100435_2100435b_2ジャラン・アロー屋台街

 日曜の夜はブキビン近くのジャラン・アロー屋台街に繰り出す。香港にも昔屋台街があったのだが、最近はすっかり姿を消した。シンガポールではホーカーセンター化した屋台の集合体は秩序正しく、屋台街のワイルドさをほぼ喪失している。

 屋台街は、その無秩序的な自然体が一番の魅力。統制や管理されることなく、個々のオーナーがその商魂やサービス精神、そしてもちろんその腕と味で存在感をアピールし、客の心と胃袋を捉えるのである。

100435_3100435b_3屋台料理

 クアラルンプールにまだこのような屋台街が存在するのは嬉しい限りだ。ジャラン・アローの屋台街はすでに若干観光地化したものの、幾分古き良き時代の面影が残っている。相場的には決して激安というわけではないが、屋台のプレミアム化を考えると、適正料金ではないかと思う。一人50リンギットで釣りがやってくる。

100435_4ドリアンに4度目の挑戦

 この屋台街になぜかドリアン屋が多い。1個の値段もドリアンの品種や産地、そして店の規模や見栄えによって5リンギット~30リンギットまでと幅が広い。妻が移動販売のトラックに積んだドリアンを買ったが、一つ6リンギットだった。品種不明だが、うまい。今回は全然臭みを感じずに、ペロリと平らげた。

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