10月5日、ゴン太5歳誕生日。
前日に妻がネット検索でヒットした専門業者にバースディケーキを依頼。当日昼過ぎにクール宅配便でホテルの客室まで届けられる。犬専用ケーキというのは、もちろん人間用と違ってドッグフードとして調合されているのである。トッピングとして馬肉団子などユニークなチョイスも用意されている。
日本はいままさにペットビジネス全盛期。1兆円規模産業とも言われるこのペットビジネス。その一角を占める3000億円のフード市場(富士経済調査)は大きい。業者は誕生日ケーキからおせち料理まで顧客に提供する。
しかし、一方私がこれから住むマレーシアでは、イスラム教国家として宗教的に犬は不浄な動物とされ肩身が狭い。とはいっても、クアラルンプールなどの街では動物病院などが目立つ。主に華人や外国人をはじめとする愛犬家がマレーシアにも健在だ。むしろ、このような環境だからこそ、ペットビジネスの付加価値が目立つのかもしれない。
本業のコンサルティングから引退したらマレーシアで趣味半分のペットケーキ屋さんでもやろうかと冗談半分で妻に言っている。もちろん、我が家の2匹は試食係だ。