イスカンダルの夢、産業振興抜きの不動産バブルは続くか

 なぜかイスカンダル(ジョホールバル)贔屓の日本人が多い。申し訳ないが、私は個人的にこのプロジェクトにほとんど興味がないし、楽観視もしていないことは、何回も述べてきた。

 今日付けのマレーシアメジャー中文経済紙「南洋商報」が、特集を組んだ――。

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 「イスカンダル外資特区は現実的ではない。・・・今や、イスカンダル地区の投資や不動産購入という話題が出るだけで、皆真っ青になって逃げ出す」「イスカンダル地区は、ハイエンド物件は完全な供給過剰に陥っている」「政府はこの供給過剰の問題の解決に合理的な政策を打ち出さず工業や経済発展を放置したまま、単なる不動産の価格引き下げや購入制限の緩和をもって、いわゆる『需要』を創出しようとしている」

 そういう物件だからこそ、そういう時期だからこそ、投資したいという方がいたら、私の投稿を無視してもらって結構だ。ジョホールバルの投資は、日系の仲介業者からの情報もよろしいが、是非マレーシア人に聞いてみてほしい。