ベトナム労働法改正(15)~内外分断・利益相反状態形成の原理
S. Tachibana
<前回> 前回は、企業外労働組合や外部介入について述べたが、今回はもう一回企業内に目線を戻し、錯綜する介入に対抗し得る実務対策を考えていきたい。 ● 内外分断・利益相反状態の形成 日本企業として、…
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【Q&A】長期病欠者の労働契約の順延について
S. Tachibana
【質問】 入社5年目のCさんは「血液再生障害」 の病気を患ったため長期病欠となり、現在に至る。まもなく、労働契約の更新日を迎え、立て続けにその1か月後に医療期間の満了をも迎える。労働契約の順延の時期…
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【Q&A】新入社員に身元保証人の提供を求めたい、適法性と実効性?
S. Tachibana
【質問】 当社では中国人の新入社員に身元保証人の提供を求めようと検討しています。「労働契約法」第9条では、「労働者に担保を提供するよう要求し、またはそのほかの名義において労働者から財物を収受してはな…
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AI時代のニッチ市場、千載一遇のチャンス狙え
S. Tachibana
AI(人工知能)がどんどんわれわれの世界に浸透する。そこで淘汰される職業や仕事がよく語られるが、思うには100%根こそぎ淘汰される職業は少ないだろう。 1つの職業がほぼ淘汰された場合でも、必ず「抜…
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【事例】妊娠授乳期間中の女性従業員、窃盗でも懲戒できないのか?
S. Tachibana
【事例】 在ベトナムの某日系J工場では、窃盗行為に及んだ女性労働者がいて、そこで懲戒処分(解雇)ができるのかという難題に直面する。窃盗行為は保安カメラによって捉えられ、警察にも届け出済みで現在は捜査…
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ベトナム労働法改正(14)~企業外労働組合というモンスター
S. Tachibana
<前回> 前回は、経営者目線から、日本式の労使協調路線を取る企業内労働組合について述べたが、ここからは一旦目線を外に向け、「企業外労働組合」と外部介入を取り上げてみたい。 ● 情報交換の不利益 「…
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ベトナム労働法改正(13)~独立系企業内組合と労使協調路線
S. Tachibana
<前回> 前回は、独立系労働組合の原点である結社の自由(結社権)をめぐって、法律的な根源を解説し、法改正後の行方を示した。今回からは、独立系労働組合が「単一(官製)労働組合」と比較して、何が違うか、…
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【判例】取引先名簿の流出、商業秘密漏洩の認定対象となるか?
S. Tachibana
本事件は、旅行会社の従業員の集団離職によって引き起こされた商業秘密係争である。 旅行会社が長期に渡る経営で形成した取引先名簿、旅程手配、提供サービスの基準、仕入れコストなどの情報が経営上の秘密を構…
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ベトナム労働法改正(12)~結社の自由と独立系労働組合の結成
S. Tachibana
<前回> 前回は、TPP「米越付帯決議」の重要ポイントを簡潔に説明し、従来認められていなかったベトナム労働総同盟(VGCL)傘下に入らない独立系労働組合の結成に触れたが、今回は、独立系労働組合の原点…
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