3泊の杭州小旅行を終え、日曜午後上海に戻った。今回の旅行は、居留証取得の手続きがあって上海滞在が週末をまたぐために設定されたものだった。
私は中国の国内旅行が好きではない。風景や古跡が嫌いなわけではなく、観光地のあの人混みが苦手だ。それだけ人口の多い国で豊かになるにつれ、旅行に出かけるのも非難されるべきではない。いや、むしろ観光産業の振興につながれば良いことだ。
ただマナーの悪い観光客が多いのも事実。マナーが悪いといっても、たんを吐くとか公衆前の排泄行為とか、そうしたことは世界の非常識であろうが、大きな声でしゃべるとか少々騒がしい集団の存在というあたりでは微妙である。個人の感覚にも温度差がある。
私はあくまでも自分の個人的感覚では、人混みや煩いのが受け入れられないだけで、他者を批判するつもりはない。その最善の解決法は棲み分けである。
お陰様で今回の杭州旅行のほとんどの時間は、静かに劉荘・国賓館に閉じこもって過ごすことができた。2年後の居留証更新、また杭州に来ようかな・・・。