財務・労務合併症、焦眉の急を告げる事態の打開策とは?

 今日から長い出張に出かける――。クアラルンプール→マニラ→東京→熊本・福岡→上海→ハノイ→クアラルンプール。

 上海では、今回珍しく財務観点の人事労務セミナーを開催する。「人件費コスト上昇抑制原理と財務連動型人事制度」(12月7日)

 中国の人件費・労務コストの上昇が止まらない。2000年代中頃から顕在化した人件費上昇問題は、現在もなお在中日系企業の経営にとって最大の課題となっている。さらに雇用長期化・流動性低下に伴う定期昇給の積み上げと、法制度に起因する減給・降格の困難とが相まって、コスト問題を一層深刻化させている。

 財務・労務合併症の進行はすでに、焦眉の急を告げる事態になっている。打開策はどこにあるのか。人件費コスト上昇抑制の原理と仕組みを説き、そして制度設計の方向性を示すべくこのセミナーを企画した。

<予定主要内容>
  ● 中国の経営現場における人件費上昇の現状と趨勢
  ● 在中日系企業の問題事例
  ● 上がった賃金下げられないという「ガン」のメカニズム
  ● 人件費上昇よりもさらに深刻かつ本質的な問題とは?
  ● 固定費と変動費と生産性・収益性の関係
  ● 「人件費が固定費である」にNO、既成概念の打破
  ● 人件費の変動費化、その原理とメカニズム
  ● 財務と労務という2つの側面から見た人事賃金制度
  ● 労働法政策の介入が財務問題を悪化させる
  ● 財務・労務合併症、原疾患を突き止める
  ● 静態と動態の関係、人事賃金制度における矛盾
  ● 人事労務の動態管理にどう対応すべきか
  ● 「静動分離」型人事賃金制度の原理と構造
  ● 「雇・職・経の分離」という根治療法はこうして機能する
  ● 新・3階建人事制度(2017年版)のキーポイント
  ● 人事問題の財務的解決、財務問題の人事的解決
  ● 「労務管理が難しいから、管理しない」原理
  ● 従業員の自律動機付け、競争と協働のメカニズム
  ● 管理会計と企業内市場化経営モデルの最適化
  ● 財務連結型3階建人事制度とは?

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