アラブの旅(3)~バーレーン、大韓機事件ゆかりのホテルへ投宿

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 12月29日(木)、移動日。11時25分発のガルフ航空GF214便で、クウェートからバーレーンへ向かう。

ガルフ航空の派手な金ピカ機体

 実は昨日のこの便はなんと8時間も遅延したのだった。原因は「悪天候」。昨日はずっとほぼ晴れだったのに何が悪天候かというと、砂嵐と一部の霧が犯人だった。砂漠はやはり過酷だ。

バーレーン行き搭乗案内中

 運航の乱れが今日にも影響し、ガルフ航空214便は45分遅れて午後13時15分にバーレーン国際空港に到着。夕食のレバノン料理以外に予定が入っていないので、少々の遅れでは全く問題にならない。

 14時30分、バーレーン市内のインターコンチネンタル・リージェンシーにチェックイン。

インターコンチネンタル・リージェンシー・バーレーン

 実はこのホテルは、あの大韓航空機爆破事件の犯人蜂谷真由美(金賢姫)と蜂谷真一(金勝一)の2名が犯行時に滞在していたホテルであった(当時「リージェンシー・バーレーン」)。30年も経過し、工作員たちの足跡はすっかり消えているが、事件の風化は許されないものである。

ホテルの客室から見るバーレーンの街並み

 それにしても、クウェートに比べると、バーレーンは明るい街だ。

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