拉致救出不能、ミサイル着弾待ちの悪憲法廃止せよ

 北朝鮮有事は、拉致被害者を奪還する最良の時期だ。

 だが、自衛隊を送り込めない。北朝鮮政権が破たんし、国連等管轄下の暫定政府ができて、しかもその暫定政府から許可が出たとき、はじめて自衛隊を派遣できると。そもそも、その時期になれば、救出も不要だろう。拉致被害者は自力で帰国を申し出ているか、あるいはとっくに北朝鮮に殺されていたかのどっちかだ。

 人質の救出は、拉致犯人が死んでからだと、馬鹿げている。

 さらに、北朝鮮のミサイル基地への攻撃。これもできない。まずは、最低でも1発のミサイルが日本国内に着弾してからでないと反撃ができない。では、1発だけでなく、4発同時着弾したら、あるいは核を撃ち込まれたらどうなのか。いや、とにかく国民の犠牲、国土の毀損、財産の滅失、国家主権に対する侵害といった先発事実が必要なのだ。

 国民が平等に生命権と生存権を有している。これが憲法が立脚するもっとも基本的な基盤。生命権や生存権すら危うく保障できないような憲法は、悪法にほかならない。悪法だ。改憲どころか、まず廃憲して、今の国際環境をよく見て、日本に相応しい新憲法を作るのが筋ではないだろうか。

タグ: