採用面接雑感、ツールか生き残る力の追求

 中国やベトナムで最近採用面接の質問で、「あなたは将来どのような仕事をやり、どのような成果を出し、どのような結果を求めたいのか」と個人的ビジョンを聞くと、「日本語を磨いて上達になりたい」という回答がよく帰ってくる。

 語学をいくら磨いても、人工知能(AI)の発展が凄まじい。いずれほとんどの翻訳通訳職がAIに追い抜かれるかもしれない。そういう情報も当然得ている応募者は、「語学はあくまでもツールです」と適正な回答をする。では、ツールを追い求めようとしているのだろうか。

 それ以上追い詰めるのも残酷なので、これくらいに留めた。「実は、われわれも迷っているのです」。応募者の「われわれ」は実によく表現している。大学を出た若い世代全般を代弁しているのかもしれない。

 私の質問が狭窄すぎたのだろう。いや、質問自体に誘導性があった。将来、どのような仕事がなくなるのか、どのような仕事が残るのか、どのような仕事が新たに生まれるのか、誰も正確に予想できないからだ。ならば、一言しか答えは存在しない。

 それは、「生き残る力」だ。

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