南部アフリカ紀行(2)~ウィントフック、欧州ムードが漂う街

<前回>

 ナミビアの首都ウィントフック。ケニアのナイロビ当たりに比べると、アフリカ的ではない。というよりも、ヨーロッパの雰囲気が漂う街である。

 特に街の中心部となるクリストゥス教会(Christus Kirche)周辺はなんとも欧州的だ。クリストゥス教会はルーテル派の美しい教会でウィントフックのシンボルになっている。とはいっても、押すな押すなと観光客が殺到しているわけではないので、ゆっくりと観光できる。

 難点もある。丘の街といってもいいくらいにウィントフックは、アップダウンの多い地形になっている。しかも傾斜の激しい場所も多く、徒歩観光は結構なトレーニングになる。

 人口密度が極めて低い街だけに、なぜか空港が遥々と市街地から40キロ以上も離れた遠い郊外に作られたかというと、やはり丘陵型都市が空港に向いていないことが主な原因だったらしい。

 1時間くらい歩けば、ほぼ見所を回れたので、早々とホテルに戻る。今回投宿するヒルトンは、世界のどこにでもあるようなヒルトンだが、なぜかネット事情がよろしくない。まあ、どうでもいい。たまに仕事を忘れよう。

<次回>