ジョホールバル(1)~イスカンダルの怪、良いホテルのない街

 6月20日(水)、ジョホールバル視察に出かける。朝9時過ぎ、クアラルンプールの自宅を出て車で一路南下。

 途中で大雨に遭遇。雨のせいか事故が多発し大渋滞。ランチも挟んで380キロを6時間かけて走った。15時30分ジョホールバル市内のムティアラ・ホテル (Mutiara Hotel)に到着。

 「立花さん、ジョホールバルに良いホテルありませんよ」。来る前に現地在住の友人に言われる。そのなかでもお勧めはと尋ねたら、「古いけどしっかりしている」と勧められたのはムティアラ。

 確かにその通り。いかにもレトロ感覚全開。とはいっても部屋は広くて清潔。不満はない。何よりも1泊47ドル。恐らく世界一安い5つ星ホテルではないかと。

 ジョホールバルといえば、マレーシア政府肝いりで進められてきたあの世紀のイスカンダル計画。数百万人規模の未来大都市。といったらそれに相応しい高級ホテルは数十軒あってもおかしくないじゃないか。なのに「良いホテルがない」とはまさに不思議なことだ。

 明日の視察は楽しみだ。というよりも、今夜友人との美食宴会がもっと楽しみだ。

<次回>