宴会のドリンクサービス、マレーシア式「悠長な」ペース

 私は食いしん坊なので、食事が美味しければ、ホテルへの印象もがらりと変わる。コロニアル・カフェのランチで、マジェスティック・ホテルの印象が数段上がった。

コロニアル・カフェのランチ

 夜の宴会(マレーシア日本人商工会議所JACTIM忘年会)も、料理が想像していたより良かった。宴会だから、当初から料理に期待していなかったこともあってか、望外の喜びだった。このホテルは中華レストランがないのに、なぜか宴会は中華で、スープが少々しょっぱかった以外は、概ね合格点だった。

 唯一の問題点はドリンクのサービスが遅かったこと。乾杯の音頭とともに、大半の人にワインもビールも届いていなかった。その後もドリンクがなかなか来ないから、各卓から独自の「物流係」がドリンクの運搬をはじめ、卓上にある程度の「在庫」を確保するに至った。

 まあ、誰も文句を言う人はいないし、みんながマレーシアならではの「悠長な」ペースに慣れたのだろうか。ただ、卓上「在庫」増によってワイングラスが足りなくなったのか、ついにワインボトルでのサービスが始まった。最初からそうすればよかったのに……。