トルコ料理といえば、シシカバブ。そんな単純なものではない。一応世界三大料理と称されているだけに、それなりの学問のある世界である。
私なりにまとめると、トルコ料理の十大特徴は以下の通りである。
1.羊肉が多用される。
2.オリーブ・オイルが多用される(特に前菜の小皿)
3.ヨーグルトが多用される。
4.海産物も多用される。
5.複雑なソースよりもシンプルな調理法が多用される。
6.主食は一応パンだが、料理にライスやピラフも添えられることが多い。
7.盛り付けや食器などの付加価値はあまり重視されない。
8.室外で食べるに適している(地中海型?)。
9.酒や歌、踊りといったエンタテイメントと一緒に楽しめる世俗化された食文化になっている。
10.意外にも日本人の味覚に適した料理ではないかと。
正直、私はトルコ料理を地味な中近東料理としてあまり期待していなかったのだが、いやいや食べてみると、これはいけると。そこで、4泊の滞在日程の食事回数に合わせてレストランやメニューの候補選定に入るが、困ったことに完食できない結論に至った。割愛するしかないということで、苦渋な取捨選択作業に入る。
まずはベリーダンス鑑賞をカット。ショー・レストランの売りは通常ショーであって、料理ではない。立花家の伝統は、「花より団子」なので、もっとも自然的な結論であろう。
次はかなり苦悩したのは、鯖サンドの割愛。3時のおやつで予定していたが、もう本当に胃袋に余裕がない。そこで、断腸の思いで割愛。泣きそうな顔をする私を見て、妻は「帰宅してからでも、鯖サンドを作ってみる」と意気込みを見せてくれた。食べたこともない鯖サンドはどうやって作るのか。そこは、私は妻の感性を信じる。
最後に、カバブをもう一回食べたかったのだが、時間切れに・・・。