状況急変、オーナーからかかってきた1本の電話

<前回>

 ライダーズ・ロッジ滞在3日目。朝食の席につくや、ホテルのスタッフが電話を抱えて走ってきた。「当ホテルのオーナーから、立花様に電話が入っている」と。

 シンガポール在住のオーナーとは面識がない。私のフェイスブック投稿がホテルにリンクをかけたところで私を知ったのだろう。オーナーには何らクレームもつけていないが、なんとその電話を境に状況が一変した。

 私の食事テーブルには、テーブルクロスがかけられ、花が飾られ、上品なアロマキャンドルが焚かれるようになった。そして食事中はレストランマネージャーが専属給仕として付くようになった。

 この待遇の急変には驚く。さらにスタッフの仕事ぶりも変わった。前日までにフロントに集い、話に花を咲かせていたスタッフたちは散っていき、代わりに私の視線が届くところに常時誰かが清掃しているようになった。

 これはオーナーの電話に関連しているのだろうか。何も不満はないし、クレームもつけていないけれど。特に料理が美味しい。最終日の夕食、アラカルトにしてみた。地鶏のグリルと白身魚のチーズ焼き、素晴らしい出来だった。

 3泊の滞在、リラックスできた。

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