トランプの逆転勝利に10の道があると、昨日の記事に書いた。現状をみる限り、可能性1と2が非常に困難な状況にある。6も可能性がほぼないので、消されている。一部の州行政当局は民主党が掌握しており、手動再集計を拒否している。
1.票の手動再集計
2.再監査・州における訴訟
3.12月14日選挙人造反投票
4.連邦議会下院投票による大統領選出
5.最高裁判断・裁決
6.バイデン側の辞退
7.戦争・非常事態
8.大規模選挙クーデター・テロ認定・「反乱法」発動
9.現政権クーデター
10.トランプ派国民暴動・反乱
(9~10の場合、内戦勃発・長期化の可能性もある)
現実として多量の不正が見つかっているが、州レベルではあくまでも個別案件として扱っており、これらを単発不正として排除しても、影響される票数は僅少だ。これらの個別案件をつなげて、システム的な全国規模の不正を証明できれば、局面が一変する。ただ、これを実現するには、3つの阻害要因が横たわっている。
1つ目、決定的な証拠が必要。
2つ目、証拠間の関連性・整合性が必要。
3つ目、調査に時間がかかる。
民主党も馬鹿ではない。専門家をたくさん抱えている。これらの難関を知っているから、早い段階でバイデン確定のムード醸成に取り組んでいる。次に考えられるのは、最高裁だが、民主党は引き延ばし戦術に乗り出す可能性がある。
最高裁が1~2か月で白黒をつけられるほどの案件ではない。すると、相当怪しいけれども、調べきれないところ、時間切れになるから、Contingent election(特別臨時選挙)を発動する(米国憲法2条1項3号、1804年修正第12条)。下院が大統領を、上院が副大統領をそれぞれ選出すると。決して議員1人1票ではなく、州単位票であるから、トランプ共和党に有利と見られるべきだろう。
つまり、現実的に、私が提示した可能性の4と5あたりではないかと思われる。ただそれでも安心できないので、トランプ政権は可能性7、8についても検討しているだろう。この1週間、いろんな動きが出てきている。エスパー国防長官の更迭やポンペオ国務長官の「台湾は中国の一部ではない」発言などがある意味で、布石とみてもよかろう。
<エスパー国防長官更迭についての解説>