食い倒れムアール(5)~たらふく大食いのベンタヤン屋台村

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 2日目の夕食は、ムアール市内にあるベンタヤン・フードコート(Bentayan Food Court=文打煙飲食中心)で食べる。フードコート(屋台村)のメリットはなんといっても、実物を見ながら好きなものをいろいろと注文できることだ。デメリットは、食べすぎ。

 まず、ムアール名物のオタオタ(Otak-otak)。オタオタとは、魚のすり身を唐辛子や香辛料で味付けし、バナナかココナッツの葉で包んで、炭火で焼いたおつまみだ。ビールとの相性がいい。

 次に、私の好物、蠔煎(オイスターフライ)。大粒の牡蠣ではないが、味がいい。卵と絶妙なハーモニーを成し、食べ出すと止まらなくなる。

 ララ(アサリ)。今日は欲張って、2サイズの2品を注文して食べ比べ。微妙に食感とスープの味が違い、どれもうまい。マレーシアのララは、どこに行っても外れることはない。

 サテへいこう。ここのサテは肉のほかにモツも入っている。しかも、ありがちな甘いタレではない。日本の焼鳥屋を思い出す。日本酒がほしい。

 そろそろ、主食だ。もちろん、定番のチャークイティオ(炒粿條)は欠かせない。濃厚なうま味があり、マレーシアでは老若男女を問わず人気のひと皿、まさに国民食だ。

 最後に、口直しの海鮮雑炊。さらっと油気(といっても嫌な油気ではない)をきれいに流してくれたところで、胃袋がすっきり。潮州風の雑炊は本当に素晴らしい。

 屋台村の夕食。案の定、食べ過ぎ気味。食い倒れツアーだから、倒れるまで食べるべし。まったく罪を感じない。まだ1日あるが、ムアールの美食はとても食べ切れない。

 ご馳走様でした。

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食い倒れムアールの旅2日目~昼は漁村のローカル魚料理、夜はまたもや大食い@ベンタヤン屋台村【立花聡チャンネル】マレーシア雑談