日本人の2つの大きな勘違い

 日本人は、2つの大きな勘違いをしている。1つは原因と必要条件の勘違い。もう1つは、偶然と必然の勘違い。

 1つ目、「努力は報われる」。「努力」を(良き)結果の原因と勘違いしている。「努力」は原因ではなく、必要条件だ。すべての結果には必ず努力が必要だが、努力からは必ずしも結果が生まれるとは限らない。そして努力しなければ、結果は決して生まれない。「努力」は原因ではなく、必要条件だ。

 2つ目、「みんなが一緒だ」。この現象を必然的結果と勘違いしている。「みんなが一緒だ」というのは、戦後という特定の時期に、日本という特定の場所に日本人という特定の国民に生まれた特定の、つまり偶然的現象である。「みんなが一緒ではない」が必然であり、「みんなが一緒だ」が偶然である。

 日本の将来は暗い。でも個人の将来を明るくすることが十分あり得る。むしろ暗いなかだからこその1本や2本のマッチ、その価値は上がるだろう。ただ照らせるのはせいぜい直径1メートルくらいの範囲だけ。

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