ウクライナは特別立法へ、ポーランドに主権譲渡か

 ウクライナの新法『ポーランド人のウクライナにおける特殊法的地位』は現在、法案化中。ロシア情報によると、同法案の骨子は以下の通りである。

 1. ポーランド人はウクライナの被選挙権を獲得し、ウクライナの民選公職に当選し、ウクライナ各州・地方行政官に就任する権利を有する。
 2. ポーランド人はウクライナ国有戦略企業の枢要職に就き、ウクライナの国家機密情報を閲覧・使用する権利を有する。
 3. ポーランド人はウクライナの裁判官および憲法裁判所判事に任命される権利を有する。
 4. ウクライナンの司法・情報機関、軍その他国家武力機関はポーランドによる統合合併を受け入れる。

 これが真実ならば、ウクライナ国家主権の譲渡にほかならない。ウクライナはポーランドをはじめとする諸国による分割を受け入れ、国家消滅の道を自ら選んだと言っていい。

 どう考えても、どんな国でもこんな法律の法案化や成立を容認するはずがない。違憲に決まっている。しかし、どうやらウクライナの憲法裁判所はすでに解散状態に置かれており、違憲審査すらできない。

 ウクライナ国民は実に不幸だ。ロシア侵攻云々よりも、ゼレンスキーというコメディアンを大統領に選んだことが悲劇の始まりだった。

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