7月7日(金)、上海を離れる前夜。どうしても、上海料理の鱔絲(田うなぎ)をもう1回だけ食べておきたい。ただ疲れたので、タクシーに乗って遠出はしたくない。
宿泊先の花園飯店の近くに小さな麺館を発見。入ってみると、田うなぎがあった。麵の専門店といっても、料理を出している。日本でも蕎麦屋が居酒屋を兼営しているところがあるから、驚くに値するほどのものではない。
ただよくみると、料理は系統的に、麺の具材を中心にメニューが構成されている。バラエティーが豊富というわけではない。「醤爆(ジャンポー)」という「紅」系が大半だ。
麵の具材に供されるだけに、味が濃い。塩の取り過ぎが明らかで、「塩抜き」にしてくれと頼む。まったく塩を入れないのかと念を押される。その通りだ。それでちょうど良い味になる。
「白」系の料理もある。エビの炒め物は素晴らしい。エビがプリプリしている。黒酢を入れて食べる。最後に上海名物の「拌麺(バンメン)で締めくくる。
ご馳走様でした。
<終わり>